精神病院から脱走した花ちゃんとなごやんの逃亡劇。
結構深刻なテーマなのに軽妙にテンポよく話は進むので笑って読んでた花ちゃんとなごやんの珍道中も、もう一度読んでみたらすごく切なくなった。
時どき出てくる The ピーズ の歌詞も効いている。
なごやんの気持ち少し分かるなぁ…名古屋生まれとしては苦笑いだわね〜。
コテコテの博多弁を話す花ちゃんと頑なに名古屋弁を話そうとしないなごやん。
2人の故郷愛の表現が対象的で面白かった。
福岡から鹿児島まで細かく地名が出てくるので同じルートで旅するのも楽しいかも。
- 作者: 絲山秋子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/08/11
- メディア: 文庫
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