ここ数日『ブラック・ジャック』を読んでガーンとなっている。
ワタシ、手塚作品はアニメで馴染みのあるものは多いけど、“マンガ” となるとどうかと考えたら…
ちっちゃい頃、『ユニコ』と『リボンの騎士』は本持ってた記憶があって、でもたぶん内容をちゃんとは理解できてなかったろうし、ただあの絵が好きで眺めたりマネして描いたりしてたような。
大人になってから『どろろ』を読んだ。手塚さんのマンガをまともに読んだのってそれだけだなぁと。なんかすごい損してる気がしてきた。
それでこないだ会社で持ってそうな人に聞いてみたら、
「『ブラック・ジャック』なら持ってるよ」
お~ビンゴ!
借りた。(飛び飛びだけど1話完結だからそんなに問題ない)
マンガ読んでガーンとなったのいつ振りやろ…これはさすがにもっと早く読みゃよかったと思ったわ。
どうしようもないやるせなさに(゚Д゚|||;)←こんなんなって読むんだけど、あのページ数で毎回なにかしら考えさせられるのは本当に凄いよね、とランチタイムも持ち主と話題沸騰でありました。
抜けてる巻と続きは自分で買って読もかな、つーか全巻買うわ!
にしても、昔からなぞの存在だったピノコについてのもろもろにビックリ。
まずああして生まれたことが衝撃だったし、名前の由来がピノキオだったり、「アッチョンブリケ」って『ロンバケ』から出た言葉だと思ってたらもとはピノコの口癖だったり、本当は18歳?……ってもう意外性ありすぎ! いやなにしろ可愛いらしいったらない!! そして切ない生き物だなぁと思うんだよねぇ。学校に行きたがる話とか、自分と同じ嚢腫の子を助けようとする話で「ピノコ、生キルッテコトハタノシイ?」のところやラストのコマでなんか泣きそうになる。ブラック・ジャックとピノコの関係だって切ないよ。それでもあんなに健気で可愛くて一生懸命で。
私もやきもちだけはピノコ並みに焼きますがね、さらに意地っ張りっつー救いのなさ。
「なんで急に手塚治虫なの?」
え? いっいやぁ、あんまり読んだことなかったから読んでみようと思って…
…別のところからの影響もあることは言わなかった。
ホントにハマりました、ちびれたわ。笑