錦絵のロマンティックが止まらない

ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信

@名古屋ボストン美術館

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作品の残存数が少なく、その8割以上が海外に在ることから日本での展覧会の開催が最も難しい浮世絵師、鈴木春信。

植物系の絵具が中心のため光によって退色しやすいので、アメリカのボストン美術館の所蔵品の中には展示すらされないものもあり(なのでクオリティが保たれている)、今回やって来た作品も展覧会の前後5年間(計10年間)は公開展示しないっつー条件付きだったそうで。

…こりゃかなり貴重な体験になるぞ~なんとしても観るべし!と意気込むも、例によって期間終了間際に駆けつけるワタシ。(いい加減このクセ直さんといかんな)

 

何事も最初に始めた人って凄いと思うけど、春信もそういう人なんですね。錦絵の創始者としての活躍、その影響力に触れてさらに春信のファンになったわ。

優雅でお洒落で色気があって、カラフルだけど植物由来のやさしい色合い。豊かな発想力で描かれた情景はどこまでもイメージが膨らんで観飽きないのよね。

ただ私が一番好きな、大浮世絵展で観て一目惚れした「雪中相合傘」は今回無かったぁぁぁ。て、あれは大英博物館だもんな。他の絵師が摸して描いたのはあったけどむむむ…もう1度本物が観たい…

でもこれほどの規模の春信展を観れたことは本当に良かった!

 

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あんまり素敵だったもんで図録も買っちまった。

貴重な作品に囲まれて春信の世界に浸れていい時間を過ごせましたわい。

 

そんな名古屋ボストン美術館だけども、2019年3月で閉館が決定している。残念です…

 

通常の日常

社会復帰できるかしらと長い休みの終わりに毎回思うが、本格始動の今週はあっという間に過ぎてすっかりいつも通り。

そうだ『探偵はBARにいる3』観に行かな、と思ったら1/12日で終わってた。←そういうとこもいつも通り。

野菜高過ぎるやろ~と嘆き、柔軟剤を変えてみたら匂いが思てたんと違う!とガッカリ、歯医者の麻酔が切れんうちにご飯食べて後で口の中噛んでたことに気づき鏡で傷見ながらうへ~(´Д`;)

私の日常なんてたいていはしょうもないけど「しょうもな」って言ってられるうちは大丈夫だよね、ありがたいね、とポンコツなりに頑張っていく次第でございます。

 

マサムネさんのラジオ、2回目も興味深く聴きましたぞ~オモロかった! 邦楽も開拓できそうだわ♪

 

大好きな人の大好きなもの

晴れ着を着るにはあいにくの天気となってしまった成人の日でした。

とうの昔に自分の番は終わってんだけどねぇ。大人になったと思ったことなんて水道代を自分で払うようになった時ぐらいしかないではないか。こんなはずでは…うーん、おかしいなぁ。

それはそうと、昨夜はお待ちかねマサムネさんの「ロック大陸漫遊記」がスタート!で、わくわくサンデーナイトだったわけだけども、

まさかの放送エリア外つーことで、Why! FM愛知!!!と叫びながらradikoプレミアム会員になりまして、いや~でもradikoあって良かったわぁ~~これから毎週この時間がやって来るんだもんね!

前にマサムネさんがやってたラジオがどんなんだったかは分からんけど、オンテレでも言ってたように淡々と好きな曲をかけるスタイル、イイっすね♪

すごく丁寧に話してくれて曲名とかも聴きやすかったなぁ。

なんか、曲名やアーティスト名を聴き取ろうとして紙とペン持ってスピーカーに耳くっつけてた時代を思い出して懐かしい気分にもなった。今はそういう情報は随時見えてるし手に入れるのもラクで助かるが、微妙な情報だけでCDショップに行って探す楽しさ、見つけたときの嬉しさっつーのは昔のが断然大きかった。

そうやって私が洋楽を聴き出したのは確か1990年、やっぱりラジオがきっかけなんだけど、偏ってるし浅いもんな~ロック大陸じゃなくて小島だわな。

マサムネさん、これから勉強させていただきやす! 憂鬱な日曜の夜に楽しみをくれてありがとー♪

初日からさっそくJAPANの「奇しい絆」かっけぇ~とヒットして探りました。おぉホントだ、美形やね~(*゚ω゚)

 

『ベルベット・ゴールドマイン』

VELVET GOLDMINE (1998 イギリス)

 

ずいぶん前に観たけどまた観たくなって観た。

このあたりに詳しい人には不評みたいね。(ボウイも不快感示してたそうだし)

でも私にはオープニングからラストまで当時の雰囲気にときめくたまらなく楽しい映画。だったら本物観ろよって話だけど(^^;) これはこれでいーの!

 

ベルベット・ゴールドマイン [DVD]

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『アマデウス』

AMADEUS: DIRECTOR'S CUT (2002 アメリカ)

 

1984年のオリジナルじゃなくてディレクターズ・カットのほうを観た。

このジャケは前から気になってたけどSFアニメかなんかだと思ってたし、そもそもアマデウスってなに? 3時間もあるやん…なんてうだうだしとる場合じゃなかった、こんな面白い映画だったとは。

ヴォルフガング・アマデウスモーツァルトを巡る愛憎劇。

華やかな音楽の舞台の裏にある人間の負の感情の醜さ…嫉妬心ほどタチが悪いもんないよな~ネガティブなほうにいっちゃったサリエリが痛々しくてでも分かる気がする。モーツァルトサリエリのような関係ってどの分野にもありそうだもんね、もっと身近なところにも。

ストーリー、映像、音楽、どれをとっても3時間飽きさせない力のある映画。なるほど傑作と言われるわけだわ、素晴らしかった。

にしてもこのモーツァルトの大天才にしてぶっ飛びキャラ…さながらロックスターのような破天荒ぶりで一気に引き込まれちゃいますわね。実際変人だったらしいけど。おもろいわぁ~。

 

アマデウス ― ディレクターズカット スペシャル・エディション [DVD]

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